【用語】長管骨
長管骨(長骨とも言う。)は、四肢の骨にみられる長く伸びた管状の骨のことです。
具体的には、上肢のうち、上腕骨、橈骨(とうこつ)、尺骨(しゃっこつ)。
および、下肢のうち、大腿骨、脛骨(けいこつ)、腓骨(ひこつ)です。
腕は、肩から肘が上腕骨で、肘から手首が尺骨と橈骨で、構成されています。
肘から手首の間をつなぐ骨が2本あることで、2本がねじれて、手首の複雑な運動ができるようになっています。
ちなみに、机に腕を置いたとき、下にくるのが尺骨です。「こうやって尺(長さ)を測る」と覚えると分かりやすいです。
脚は、股から膝が大腿骨で、膝から足首が脛骨と腓骨で、構成されています。
腕と同じように、膝から足首の骨が2本なので、足首の複雑な運動ができるようになっています。
脛骨の「脛」は、「すね」とも読みます。いわゆる「弁慶の泣き所」(向こう脛)が、脛骨です。
交通事故で骨折等して、長管骨に変形が残った場合は、後遺障害12級です。
長管骨それぞれについて、細かく要件が定められています。