パートナーの借金

もし、パートナーが借金を隠していたら・・・。
この機会を「チャンス」にすることもできます。

目次

チャンスと考える

パートナー(夫ないし妻)に借金があることが分かったら、気が動転し、怒りの感情がこみ上げてくるでしょう。
ただ、もしあなたに、失いたくない大切な家庭があるなら、一歩踏みとどまって冷静に考えてください。

まず借金の原因について一般論を言いますが、大抵の場合、現に遊興費などに使ったお金はごく一部であり、大部分は、高金利を返済するために膨らんだ借金です。
家族に「内緒」という状況は、それ自体、借金を増大させる要因です(融通が効かないため)。今まで内緒だったなら、それが原因で大きく膨らんだ可能性があります。

そうすると、あなたに発覚したことは、実は、絶好のチャンスです。
このタイミングを逃さず、きちんと対応すれば、借金問題は解決します。

ポイントは、次のような点です。

  1. 借金の全体を把握する
  2. 解決に向けて夫婦で協力する
  3. これを機に、夫婦のコミュニケーションを再構築する

順番に説明していきます。

全体の把握

借金が見つかった人は、発覚後も、なぜか一部の借入れを内緒にします。

人間の心理ですね。
総額が大きいと格好悪いとか、1件くらいなら自分で返していけるとか、考えるようです。
しかし、たとえ1件でも「内緒」の借金を残したら、同じことの繰り返しになります。

対策としては、借りた本人に、第三者(弁護士)のところに相談に行ってもらうのが最善でしょう。
家族に言えなくても、第三者になら話せるものです。

夫婦の協力

今回の件で、返済するにせよ、弁護士に法的手続を依頼するにせよ、原資が要ります。
それを、今、本人に準備させるのは非現実的でしょう。
今、現に、家族の助けが必要です。

ちなみに、返済のために仕事を掛け持ちするなんてことは勧めません。
完済の前に、体を壊しかねないからです。

夫婦の再生

そして今後のこと。
借金は、「病気」ではなく「技術不足」のことが多いです。
自由にできるお金を管理し、支出をその中に納めることができなかったもの。サポートなり、レクチャーなりが必要です。

あるいは、本人の普段の行動に照らして、そもそも自由にできるお金が不足しているのかもしれません。その場合、どう改善していくかを根本から話し合わなければならないでしょう。

いずれにしても、パートナーが家庭内で居場所がない状況に陥っていると、必ずひずみが生じます。
日々、十分なコミュニケーションを保つよう、努力し続けることが大切です。