ホントに返せる? ~ 事業者の方

目次

思考停止しないこと

折角の事業をたたむのは、なかなか決断できることではありません。
でも、思考停止に陥らず、冷静かつ客観的に事業の見通しを考えてください。

冷静に考えられないとき、客観的に見て厳しいと思ったときは、速やかに弁護士にご相談ください。

遅すぎないこと

何でもそうですが、早い段階で準備する方が、選択肢も多く、手続もスムースです。

なかなか踏ん切りがつかない場合も、次の3点だけは、しっかり考えてください。

  1. 迷惑を広げないこと
    駆け込みで道理に合わない取引をしたり、保証人を増やすのは最悪です。
  2. 手続費用を使い果たさないこと
    法的手続をするのにも費用がかかります。もともと手持ち金がないならやむを得ないですが、手持ち金がある場合は、それを使い果たす前に、弁護士に依頼するべきです。
  3. 非公開かつ公平に準備すること
    破産の準備は、公になると混乱を招きます。一部債権者の強い要請を招き、それを利する行為があると、後日、手続上で大きな障害になります。