アトラス法律事務所の解決事例(交通事故)
はじめに
弁護士を利用するメリットを実感していただくため、ある期間にアトラス法律事務所が実際に解決した交通事故・人身被害の全件(ただし死亡事故を除く。)を集計したものを紹介します。ちなみに、
- 後遺障害の等級毎に分けてます。表中の並びは「解決額」の順です。一番軽い後遺障害は14級です。なお、仕組み上、13級という等級は滅多にありません。
- 保険会社からの提示に不満で弁護士に依頼されたケースでは、「事前提示」と「解決額」、そして両者を比較した「上昇率」を記します。一方、保険会社の提示前に依頼されたケースは「解決額」のみです。「事前提示」「解決額」とも、アトラス法律事務所が受任する前の「既払い金」は含めておりません。
- 同じ後遺障害等級でも、治療期間(慰謝料に影響)、収入(休業損害・逸失利益に影響)、過失相殺、既払い金などの事情により、解決額に幅が生じます。
後遺障害なし(非該当)
事前提示 | 解決額 | 上昇率 |
---|---|---|
– | 477,000 | – |
237,720 | 532,520 | 224% |
357,840 | 563,040 | 157% |
252,060 | 600,000 | 238% |
– | 651,000 | – |
589,960 | 784,716 | 133% |
– | 817,880 | – |
– | 918,300 | – |
782,777 | 1,077,860 | 138% |
– | 1,080,000 | – |
– | 1,089,702 | – |
– | 1,134,855 | – |
456,241 | 1,144,516 | 251% |
908,040 | 1,184,180 | 130% |
554,600 | 1,200,000 | 216% |
925,050 | 1,204,831 | 130% |
事前提示 平均 |
解決額 平均 |
上昇率 平均 |
562,699*1 | 903,775 | 180%*1 |
- 「事前提示」のあるケースだけの平均です。
【考察】
- 「非該当」事案は、アップ額こそ小さいものの、上昇率は平均1.8倍と高い。
- この規模の事案でも、弁護士費用特約があれば、弁護士に依頼できます(費用負担なし)。
後遺障害14級
事前提示 | 解決額 | 上昇率 |
---|---|---|
– | 2,079,059 | – |
1,263,054 | 2,241,909 | 178% |
1,258,508 | 2,300,000 | 183% |
– | 2,500,000 | – |
1,486,000 | 2,829,685 | 190% |
762,730 | 2,945,676 | 386% |
1,255,140 | 3,257,137 | 260% |
– | 3,840,275 | – |
1,924,000 | 3,965,130 | 206% |
– | 4,070,000 | – |
– | 4,182,834 | – |
– | 4,991,743 | – |
2,700,000 | 6,000,000 | 222% |
– | 7,789,797 | – |
事前提示 平均 |
解決額 平均 |
上昇率 平均 |
1,521,347*1 | 3,785,232 | 232%*1 |
- 「事前提示」のあるケースだけの平均です。
【考察】
- 14級事案は、事前提示から大幅アップで解決しており、弁護士介入のメリットが顕著である(上記事案には非該当→14級の異議が通ったケースも含まれるので、アップ率の平均は高めに出ている。実務感覚的には1.5倍前後)。
- ちなみに「非該当」→「14級」の差は4倍ある(上記事案は高め。実務感覚的には、非該当と14級の差は100~150万円前後)。いずれ、後遺障害認定の有無は、解決額に大きく影響する。
- 弁護士費用特約があればもちろん、特約がなくても、弁護士に依頼するメリットは大きいです。
後遺障害12級
事前提示 | 解決額 | 上昇率 |
---|---|---|
9,000,000 | 13,190,872 | 147% |
– | 15,141,178 | – |
【考察】
- 実務感覚的には、12級事案が一番、弁護士介入による上がり幅が大きい。「事前提示」が低いのが原因であり、2~2.5倍も普通である(上記事例は、たまたまアップ率が低め)。
- ちなみに、「14級」→「12級」の差は3.8倍あり、ケタが違う。
- 弁護士を入れずに示談するのは、絶対にやめた方がいい。
後遺障害11級以上
後遺障害11級以上の重篤なケースは、平行して複数ケースを受任・対応しておりますが、ここでは「集計期間内に解決したケース」に限って掲載します。
また、示談交渉がスタートする前から受任することがほとんどで、当方から請求を起こすため「事前提示」はありません。「解決額」のみ紹介します。
11級
解決額 |
---|
4,200,000*1 |
6,476,936*1 |
18,381,975 |
1.治療中の既払い金(休業損害の仮払い)が多額にあったケースです。既払い金を併せた実質的な賠償額は、1000万円をはるかに超えます。
10級
解決額 |
---|
15,073,479*2 |
2.高齢男性で、逸失利益(将来の休業損害)が少額だったケースです。重篤なケースでは、逸失利益が、金額に一番影響します。
8級
解決額 |
---|
25,000,000*3 |
30,000,000*3 |
3.数字を丸めて示談解決したものです。